「単価UP」と「客数UP」←どちらが利益になる?
こんにちは。
勝ち組治療家養成・個別指導塾
塾長の早野です。
現在進行中の個別指導塾ですが
塾生から頂いた質問の中で
「これはお伝えしておいた方がいいな」
と思えることがあったので
この場にてお伝えしようと思います。
それは、売上を考えたときに…
・値上げをして売上をアップする
・集客数を増やして売上をアップする
「どちらを使っても変わらないのでは?」
という質問というか、疑問です。
はい、そこで本日は、
『売上に目を向ける誤解』について
お話をしようと思います。
================
あなたが追いかけているもの?
================
はい、まずはあなたに質問をします。
「次の施策の内、どれが正しい
答えになるでしょうか?」
施術料金5,000円
新規集客数10名だとした場合
一番売上が上がるものはどれ?
《1》集客数を110%にする。
《2》料金を110%にする
《3》どちらもかわらない。
※上記の3つの内、一つ選んで下さい。
はい、選んでいただきましたか?
直感はダメですよw
……
考えてみれば分かる事ですが
一応、簡単な計算をしてみましょう。
《1》
5,000円×11名(110%)
=55,000円
《2》
5,500円(110%)×10名
=55,000円
《3》
どちらもかわらない。
はい、答えは3番の
「どちらも変わらない」
という結果になりました。
しかし、
本当に経営で考えたときに
これで合っていますか???
=============
塾生の主張と計算式?
=============
塾生
「塾長は値上げを勧めていますが、
値上げをすると患者は
来なくなると思います!」
「だとしたら料金はそのままで
集客に力を入れればいいのでは?」
早野
「本当にそう思っていますか?」
塾生
「はい。実際に計算しても
変わらないじゃないですか」
早野
「本当ですね。変わらないですね」
塾生
「でしょ。だったら値上げよりも
集客数をアップした方が
いいですよね」
はい、確かに
【売上】を考えた場合ですと
どちらの方法を
取って頂いてもいいですし
集客率アップで
売上の向上を考えてもOKです。
但し、と”ある視点”が
抜け落ちているので
経営においては
効果が上がりません。
この意味、
お分かりになります???
=============
塾生が見落としたもの…
=============
賢明なあなたなら
すでにお気づきになったであろう
彼が見落としたものは”経費”です。
つまり、集客時にかかる
広告費について
考えませんでした。
これ、机上で
よくやってしまうミスです。
質問内容は
――――――――――――――――
施術料金5,000円
新規集客数10とした場合
一番売上が上がるものはどれ?
――――――――――――――――
になっておりましたが、
本当は
一番”売上”が上がるものは
どれ?ではなく
一番”利益”が上がるものは
どれ?なのです。
経営で考えれば
当たり前ですよね?
売上が上がったとしても、
経費が圧迫したら
利益は少なくなってしまいます。
先の例でいうなら、
――――――――――――――――
施術料金5,000円
新規集客数10名
(広告費1人当たり2,000円)
だとした場合、
一番利益が上がるものはどれ?
――――――――――――――――
この場合では、
答えは2番になります。
《1》
5,000円×11名(110%)
=55,000円
経費2,000円×11名=22,000円
利益33,000円
《2》
5,500円(110%)×10名
=55,000円
経費2,000円×10名=20,000円
利益35,000円
《3》
どちらもかわらない。
集客数を上げるよりも、
値上げをした方が
同じ売上であったとしても、
利益が変わります。
今回の例でいうと
2,000円分変わりましたが
年間の利益を考えると、
数万、数十万円と
大きな【差】が
出てくることになります。
結論:利益を上げるには、
値上げを行うこと。
==================
さて、今回のメルマガでは
『売上に目を向ける誤解』
というテーマでお伝えしました。
先生方は、どうしても売上に
目が行きがちになってしまうようですが
本当に目を向けるのは利益です。
どれだけ大きな売上を作っても
経費が圧迫していたら
利益は残りません。
経営者であるなら売上の追求より
利益の追求をして下さいね。
では、本日も最後までお読み頂き、
ありがとうございました。
講義終了!
塾長・早野